これからの住まいを考えよう8 大阪市の注文住宅 設計事務所
2022/03/12
こんにちわ。
シリーズ第8弾です。是非1から続けてみていただければ幸いです。
いよいよ春です。暖かい日が続きます。季節の変わり目でもあるのでみなさん体調管理には
くれぐれもご用心されますように。
さて、今回もメインHPのブログのURLを載せておきます。是非見てくださいね。
って宣伝するほどなにか崇高な話を書いている訳ではないのですが、いろんな話を載せています。
こちらは住宅用サテライトHPですが、メインHPは大阪市を中心に我々の設計活動のすべてが載っています。
ここまで読み進めていただいたみなさんは分かって頂けていると思いますが、
建築家選びは人柄だ。対話が大事だということでした。
そして前回では設計(間取り、プラン)は建築家の思想が反映される。ということでした。
例えば、みなさんが「キッチンはアイランド型でオープンにしたい」と希望を出されたとします。
すると建築家は「なぜアイランドなんだ。なぜオープンにするのだ」と考えます。
そして実際に聞きます。するとみなさんから「子どもを見ながら家事が出来るから」という
答えが返ってきたとします。
そうすると建築家は「子どもを見る」ということの具体的な内容をさらに聞くと思いますし、
キッチンをどういった高さにするか。ダイニングとのつながりはどうするか。配置はどうか。
そういったことを、「子どもを見る具体的な理由」を基にして自分の考える「それならば、、、」を
こうしましょう。ああしましょうと図化させていきます。
つまり、お客様の要望と建築家の教育論や育児感、自分の体験を重ね合わせながら答えを見つけていきます。
会話をしない設計者は論外ですが、そういった考え方が合わないと間取りがしっくりこないことになります。
建築家の人柄が自分たちと合うのかどうなのか。それはとても大切なことなのです。
これは一事が万事で住宅の計画中はすべてに当てはまってきます。
ですので、依頼する前にご自身の要望をお話しするのと合わせて、建築家の考えをしっかり聞いておくことが
とても大事になります。間取りだけではなく仕上のデザインイメージなども聞いておくといいと思います。
一見おしゃれな空間は意外と誰でも出来ます。大事なのはそのデザインに対する思いです。
大手ハウスメーカーや既製住宅、建売住宅ではなかなか味わうことが出来ないのが設計事務所の注文住宅です。
少しでも気の合う建築家を見つけて頂きたいと思います。
さて、次回はどうやって設計事務所を探そうかという話を一緒に考えましょう。
合わせて、そもそも設計事務所がいいのかハウスメーカーがいいのか建売住宅がいいのか
はたまた中古物件を購入してのリノベーションがいいのかなどを予算感や今の相場、
いま大変問題になっている半導体不足、ウッドショックの面など含め書いていきたいと思います。
建築家 中島崚真