これからの住まいを考えよう 大阪市の注文住宅 設計事務所
2022/02/15
皆さんはご存じでしょうか。ウッドショック。
木材が全国で不足していて工事が滞ってしまっている状況が続いています。
材料が不足しているということは単価も上がっているということ。
モノはないし価格は高いし。と消費者にとってはいいことがない。そんな状況です。
それだけではなく、半導体不足の影響で住宅設備も不足しています。
住宅設備とは例えば、給湯器やエアコンなど。キッチンもそうですね。
そういったものが不足していて現場に入ってこない状態が続いています。
設備が届かないとなるといつまでたっても工事が完成しないですよね。
そうすると家を買ったご家族も引っ越しが出来ない。
建築業界の話でいうと工事が終わらないと工務店は工事費を貰えない。
工事費を貰えないとなると資金がショートする会社だってあるでしょう。
この木材不足も半導体不足もいろんな原因が折り重なって起こっていますが、
やはり一番はコロナ感染の影響が大きいのだと思います。
直接的にも間接的にもコロナによる経済の停滞が引き起こした問題だと
私は思うのです。
そして、2025年にはここ大阪の地で万博が開催されます。
ということは、建築材料も工事の人手も万博に集中します。
ますます材料不足人手不足が深刻化するんじゃないかと危惧しています。
「不足状態」によっていろんなマイナス要因が引き起こされ
二次被害、三次被害のような連鎖も起こってくるでしょう。
それでも私たちは経済活動をして、生活していかなければなりません。
そんな世界、そんな世の中でそれでも住宅を欲しい。マイホームを持ちたいと
夢を描く方は沢山いると思います。
コロナは収まるのか収まらないのか。感染防止や働き方改革でのオンライン勤務。
コロナ感染拡大からもう2年。世界はさらにどうなっていくのでしょうか。
これまでのような注文住宅の在り方や建売住宅の在り方はどんどん変化すると思いますし
変わっていかなければならないと思います。
これからの住まいを取り巻く状況の変化を考えながら、
そんな時代のすまいとは何かということをみなさんと考えていきたいと思います。中島崚真